091. 滋賀・湖西 galleryサラ 「あかり展」

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■091. 滋賀・湖西 galleryサラ 「あかり展」 (2020.8.21)

 




  
 
 過酷な耐熱闘争の翌日なれど、今日はつれあいと二人で湖西のgalleryサラの「あかり展」へ。堀辰雄か立原道造かというような比良山系すそ野の瀟洒 な木の間に建つgalleryサラ。福山さんから電話が回った画廊主の塚原令子さんが、「福山さんの奈良のおともだち・・」とわたしに声をかけて下さった のはビンゴだったのだけれど、「それで、奥さま・・」とたまたまわたしの背後にいた見知らぬ若い女性がわたしのつれあいになりかけて、この人でもいいかな と一瞬思ってしまったことを告白します。福山さんと、そしていちど東近江でムカゴ採りに誘ってくれた吉田友幸さんの絵(たぶん、生ははじめて)。70歳で 画風が変わりつつあるという村井由美子さんの絵もちょっと惹かれた。人はみなピカソだ。あかり展ということで、もちろんさまざまな灯り道具もそろってい て、塚原さんが言うように夜だったらもっとよかったかも知れない。何より、このギャラリーのいでたちがスバラシイ。ぐるりと展示を一周してから冷たいお茶 を出してくださって、福山さんの噂話を含むおしゃべりをたくさんしたのだけれど、まずどの回廊からも見れる中庭の「韓国の古墳をイメージした」という土盛 とその周囲をとりかこむむかしの木の電信柱。四辺の回廊はすべて床も壁も装いが異なり、穴倉の和風の部屋、古代寺院のような廊下、そして中国の欄間や木戸 を埋め込んだ喫茶スペース。どれもみな陶芸家のご主人が工務店とけんかをして完成させた。まさに夢の具象だね。

娘 は今日は県の学習支援の「居場所づくり」で介護支援の送迎者さんと午後から出かけている。夕方にはジップの散歩もあるので、ひさしぶりにやってきた湖西、 ほんとうならもう少しあれこれと寄り道したいところだけれど、どこかでお昼を食べて帰ったらもうちょうどいい時間だ。今回は琵琶湖大橋に近い堅田の Rcafe at marinaに立ち寄ってみた。琵琶湖を眺めながらハワイアン料理を愉しめるが売りの人気店のようだが(藤原紀香の旅色で紹介とか)、このコロナ禍にあっ ても店内は満席で三密四密状態、大丈夫ですか。でもわたしたちが狙っていたのはほぼ半額になるというテイクアウトで、近江牛100%ロコモコ丼 店内 2035円→1000円。これを注文して、マリーナ沿いの駐車場の琵琶湖へ向けた車内で二人して食べた。味はまあ、千円でもちょっと高いかな。ほんとうは 事前調査でヒットした高島のトラック野郎御用達の白ひげ食堂に焦がれていたのだけれど、わが女王様にはちと似つかわしくない。また秋口にも福山さんとムサ イおじさん二人で食べに行くことにしよう。待ってろよ、白ひげ食堂。大津の旧陸軍墓地もね。

今日はサラのたくさんの作品たちとおしゃべりで大満足だよ。

◆galleryサラ
http://www.gallery-sala.jp/

◆白ひげ食堂
https://tabelog.com/shiga/A2505/A250501/25003020/

◆大津旧陸軍墓地
http://shinkokunippon.blog122.fc2.com/blog-entry-1327.html?sp

2020.8.21

 

 

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