町内会顛末(始まり)

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■■ 自治会長というのをやってみた ■■

 

 

 

 

 

 

  昨年末、自治会長のTさんが入院してもう何ヶ月か経ち、退院の見込みは立っていない。次の自治会長を選出しなければならないのだが、空き家ばかりが目立つ 古い城下町のことだ。日本全国の例に漏れず高齢化がすすみ年寄りばかり、会長・副会長・会計の三役をできる家は限られている。加えて長年の複雑な経緯で、 任期は2年、副会長が次の2年は会長にスライドといった会則はあるものの、だれもやりたがらない会長はTさんが十数年務めていて、副会長や会計もその場し のぎの「頼みますわ」で同じような顔ぶれが続き、「順番では次は1班から会長を出すはず」というTさんの奥さんに、もともと会則をつくった1班のOさんが 「そんなの、会則どおりにやらないのが悪い」と噛みつき、もうぐちゃぐちゃですわ。それでとりあえず、新三役の選出及び会則の見直しをするために臨時総会 を開いてみんなで相談しようと、副会長の近所のNさんに頼まれて回覧版の内容をわたしがA4サイズで作成したのが昨夜。「会則の見直しったって白紙から始 めたら決まらないだろうから、ある程度たたき台をつくって、かつ主要メンバーで外堀を埋めておいた方がいいんじゃないか」とわたしのアドバイスで、つれあ いの他三名がわが家に集まってフリーメイソンならぬ秘密会合をもち、仕事から帰ってきたら「うちが自治会長になっちゃったの」って、いったい何があったの ですか。訊けばいろんなことがぐちゃぐちゃになっているし、総会でこまかい議題を出してもまとまらないだろうし、とりあえずやる気のあるメンバーで三役を 牛耳って、2年の間に役員総会でいろんなことを決めてしまおう、という作戦らしい。「そうか、わかった。いよいよおれの時代がきたか」と、わたしはなかば やけくそになって、「ではまず、“若い娘をさしだせ”という会長指令を出す」と宣言すると、つれあいが「若いって、わたしたちくらいが若い世代だからね 〜」 続いて娘「20歳の女の子4人分で80歳のおばあさん一人でどうだ」 「それはちょっとキビシイな〜」  会長指令は早くも座礁しかけている。  「会長って、たとえばどんなこと、するのさ?」 「そうだね・・ お葬式が出たら、回覧をまわして、葬儀委員長みたいなことをしなくちゃいけない」   「“2年間はだれも死なないこと”という会長指令第二弾を出す」  つれあい「それはむずかしいんじゃないかな〜」  「“死んでも2年間は死を秘匿する こと”」  娘「武田信玄だね!」  そんなお馬鹿な会話でわが家の今宵は更けていく。

(2018.3.16)

  さて、前自治会長入院による町内会の臨時総会が開かれたのはもう太古の昔、いまとなってはデボン紀の頃にすら思える。予想を超えた全世帯の3分の2以上の 出席者が集まり、一部では籤引きになるという噂も流れていたようで当初はみな戦々恐々とした顔で着席をしたわけだが、念のため立候補者を訊いてもモチロン 手を上げる者はなく、ではこちらで用意した三役でいいですか? と投げかければ、解き放たれた安堵の息と拍手による満場一致で、わが第三帝国の発動がすみ やかに可決されたのであった。自己紹介の場で、これからいろいろなことを変えていきたい。見直す必要のあるものは思い切って見直して、次の役員の人たちが やりやすいようにして引き継ぎたいので、みなさんのご協力をお願いしますと、いったことをひととおり喋ってから、肝心の会長指令第一弾「若い娘を差し出 せ」を発令しようと思ったのだが、ほぼ老人慰安会のような出席者の顔ぶれをあらためて見渡して思わず言葉を飲み込み、とりあえず「(任期の)二年の間に、 お葬式はなるべく出さないようにお願いします」という会長指令第二弾でささやかな笑いをとり、臨時総会は無事閉会したのだった。

  というわけで、いまはいきなり明治維新前夜のようなきな臭さと慌しさの渦中にいる。つれあいに至ってはほぼ毎日のように前会長宅や役所を尋ねまわり、あち こち関係部署に電話をし、会計のAさんとはラインによる会話が常態化し、副会長のSさんと互いの犬を散歩させながら毎日のように活発な意見交換をしてい る。おかげでわが家の名犬ジップは自治会に関しては町内でも随一の情報通犬となった。あらためて町内をじっくり見回れば、班の数の5箇所にある木製の掲示 板は相当ぼろぼろで、画鋲が刺さるかどうかも怪しいから告知物を養生テープで貼りつけているせいで余計汚らしい。班割りも空き家が多くなり、一人暮らしの 高齢者も増えて、役員などを回していくのに単純な世帯数割ではすでにバランスが崩れている。3班に縮小し、掲示板も減らして防水仕様の新しいものと交換し てはどうか。会長が10年以上も続いたためか回覧の印刷や役員会のお茶代など、こまかな雑費が自腹であったものが多い。これはきちんと明朗会計で計上した い。役員も回覧作成などのPC操作ができないことがネックになっているのであれば、できる者に手当てを出して代行してもらえばいいのではないか。地元の信 用組合でつくっている口座も自治会長名義だったため、いちいち会計が印鑑を借りて駅前まで行っていたのも面倒。近くにある郵便局に移して、自治会名義の印 鑑を作った方が便利ではないか。 あれこれあれこれ、どこぞからサナダムシの如く出てきてきりがない。

 いちばん驚いたのは、これまで大 して目もくれなかった会計報告だ。町会費のじつに6割近くを地域の神社への寄付金が占めているというのは実際、どうなん だろうね。これに歳末募金や消防団出初式祝儀、日赤募金なども加えたら、その率は76%にも及ぶ。まあ、じっさいのところは収入に廃品回収や役所からの文 書配布委託料などが少々加わるので、現実の割合はもう少し下がるのだけれど、それでも繰越金は3万円前後。お葬式やお見舞いなどが重なれば余裕はほとんど ない。特にエリア的にわが町内も氏子となっている(らしい)某神社にあっては数年前から平成の大修理が継続され、昨年度はこの最後のしめくくりだというこ とで町会費のじつに4年間分に相当する別口の「修理奉納」を計上している。一軒あたり2万円の勘定だが、全戸から集金するのは困難と思ったのだろう、前自 治会長の判断で自治会の繰越金から支払われ、一部の住民からは「何の相談もなしに勝手に出した」という苦情も出たと聞く。加えて腹立たしいのはこの某神社 の建物を前回の臨時総会で使わせてもらおうとつれあいが行ったところ、さいしょ一万円を請求され、高いと言ったら5千円になり、その後に訊きに行った少々 離れた公民館は(自治会活動に限って)無料だったので、そちらを使うことになった。あとで聞けば、前会長のときは2千円で、それは前会長との特別な関係が あったからという。これが町会費4年間相当の「修理奉納」をした氏子に対する対応だとしたら、神社の神さんというのはどれだけ非常識で横柄な存在なのだろ うか。その神さんの社や祭りのために、隣町では年に一回の総会時に配られる弁当をことしは取りやめにしたとか、町内のお地蔵さんのお堂の修繕を先延ばしに しているとか聞くし、わが町内でもわが家が引っ越してきた当初はあった親睦会もなくなり、町内にある掲示板はぼろぼろのまま野ざらしになっている。何か、 おかしくないか。

 昨日は夜勤明けで寝ていたところをコープの配達の兄ちゃんに起こされたもので、市役所に行って対応してくれた総務課の お姉ちゃんがなかなか美人だったか らというわけではないが、掲示板や防犯カメラ、防犯灯、自主防災活動等々に関する補助金制度などの説明をたっぷり時間をかけて訊き、ついでに城下町の自治 制度「箱本十三町」の町名案内板がなぜうちの町にだけ設置していないのかという質問に加わった企画制作課の兄ちゃんにところで・・ と紡績工場の工女の供 養碑について知らないかと質問したりして、おそらく相当うさん臭い自治会長のイメージを植えつけてしまったに相違ない。帰って夕飯の席では娘もいっしょに なって会計報告のおさらいだ。「とにかく○○神社だ。10年間で町内会費は四分の三に減っているのに、神社の奉納金は倍近くにも値上がりしている。まった くあこぎな新興宗教団体より性質が悪い。神社前に貼っている平成大修理完成のお礼には“氏子のみなさまの益々の発展を祈って”なぞと書いているが、“おま えらがいる限り氏子は発展できない!”と逆に言ってやりたい」  「地蔵盆もねえ、お地蔵さんに化粧でもして恵比寿様にして、魚町みたいな恵比寿神社にし て笹を売った方がお金になるんじゃないか。何ならうちの隣の長屋を壊したまま空き地になっているところの井戸を直してだな、マボロシの刀鍛冶がつかってい た井戸とかにして売り出したらいいんじゃないか。隣に社務所を建てて、御朱印を1枚500円で売る。同時に井戸横から出土した名刀というのを展示して拝観 料も取る。いまも千年の長寿を生きる刀鍛冶の母親というふれこみで近所の婆さんたちにも交代で出演してもらう。老婆たちによる名刀踊りをつくって、CDも 販売する・・」  「傷口が広がらないうちに、そろそろやめとけ」と最後に娘。
(2018.4.5)

 

 

 

  いやあ、改めて驚いた。これまで会計のAさんからペーパーでもらっていた自治会の会計報告を、エクセルに入力して簡単な関数など入れてみたら、廃品回収や お地蔵さんの賽銭、市からもらえる「文章配布協力金」といった雑収入を除いた完全に純粋な町会費の収入に対して、神社の寄付や募金の類がじつに82%にの ぼった(昨年度)。これはもう会社ならとっくに倒産、家庭なら給料のほとんどをギャンブルに使ってしまう父親のようなもので、とても正常の収支とはいえま い。昨年度会計で言えば、町会費だけでは当然赤字で、前述の雑収入を加えてかろうじて赤字すれすれにとどまっているという状態。82%のうち前に書いた薬 園八幡神社の寄付だけで54%を占め、他は「大和大納言奉賛会」、「柳沢神社奉賛会」、「源九郎稲荷神社春祭」といったわりと小額の寄付が並ぶ。また 22%は「消防団出初式祝儀」、「日赤募金」、「共同募金」、「歳末助け合い募金」などが占めている。というわけでわが町内会費は(おそらく)はるか古墳 時代のむかしから寄付と募金のためだけに存在していたのであった!

 ということを頭に入れていよいよサイキック・バトル、道満か晴明か、 源九郎か義経かと気合を入れて、「夜までに帰らなかったら警察へ」と家族に申し伝 え、うららかな小春日和の城下町を愛車ジオスにまたがって、源九郎稲荷神社にいまします薬園八幡神社氏子総代会長、源九郎稲荷神社氏子総代会長、大神神社 報本講社代表、洞泉寺町自治会長、市飲食店組合役員等々の肩書きを連ねるN氏の下へ馳せ参じたのであったが、気がつけば境内の緋毛氈の縁台に二人で腰をか け、三笠と共に出された熱いお茶をすすりながら遊郭を含む洞泉寺町の歴史や自治会の運用、 また昭和33年の売春禁止法で遊郭が廃業して以来20年間途絶えていた源九郎小唄のお囃子をN氏が再興する話などをあれこれ聞いていたのだった。温厚で気 さくな、氏神さんを大事にする昔気質の古老であった。加えて偶然だが、このN氏のお孫さんがうちの娘と小学校のときの同級生で、市内で飲食店をしていた息 子さんが昨年癌で亡くなった話なども聞き、あのときはわしもつらかったとぽつりと漏らされる場面などもあった。娘もつれあいも、亡くなったお父さんも、美 人で愛想の良いお母さんも知っているというと、うれしそうにうなずいた。

 そんなわけでかれこれ2時間近く話し込んでしまったか。肝心の 神社の寄付に対してはわたしの会計説明に、「寄付というものは本来心づけなんだから、町内 の事情に沿って、できる範囲でしてくれたらいい」と理解をして下さった。一昨年、平成の大修理最終弾と銘打ってわが町内から一世帯あたり3万円の金額(合 計64万円)を町会計から出した別途寄付では、N氏の町内では「自治会長の裁量で、会計と相談し」20万円を町会費から出し、あとは個人の寄付に任せたと いう。神社側はおよその希望金額を言ってくるわけだが、必ずしもそれに満額回答する必要はない。わが町についてはこれまでずっと、残念ながら「言われるま ま」町会費から出していた、ということになる。

 寄付というのは本来、任意のものであるはずだ。神社以外でも前述した22%を占める祝儀 や募金の類も、本来なら「金額ありき」ではなく、10円でも百円 でもいいわけなのだが、どうもいろいろと調べると自治会というものが体のいい「集金システム」として利用されている実態があるようだ。ほんとうは自治会や 班長が集金袋を持って各戸をまわり趣旨説明、同意を得て何がしかの心づけを集めるというのが正しいのだろうが、面倒くさいので金額を決めて町会費から支出 する。けれども「任意」であるのだから、総会で満場一致の同意を得なければ厳密にいえば違法だ。現に2008年、滋賀県甲賀市希望が丘自治会の住民が各種 募金の自治会費上乗せを違法とする最高裁決定(大阪高裁判決2007年8月24日判決 ・募金などは、個人の自由意思に基づくもので、募金等を自治会費に 上乗せして徴収するとした総会議決は無効であるとの判例) も出ている。また共同募金などは、母体となる社会福祉協議会の代表を市長が兼ねているところが 多いことのからみもあるらしい。「なぜ、改まらないのかといえば、その要因は、募金の主催団体が自治会を集金組織としか考えていない傲慢さと怠慢にあるか らだと思う」(◆「自治会と寄付金」問題がなかなか改善されないのはなぜか〜自治会が共同募金や社協会費を集める根拠がないのに? http: //dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2015/12/post-3df2.html)

  「消防団出 初式祝儀」についても、見なし地方公務員の待遇を受けている消防団にはそもそも必要ない、という意見もある。消防団によっては服務規定に 「祝儀の禁止」を明示しているところもある。かれらには年間の手当て、出勤ごとの手当てがきちんと支給されており、訊けば祝儀はかれらの懐へ直接に入って 旅行などの代金に使われるのだもと言う。ところによっては「「祝儀の金額が少ない」と言われ更に「火事になっても消さないぞ」」と言われた等の話もあるよ うだが、町内の会計を疲弊させてまで出さなければいけない出費ではないだろう。神社への寄付にしろ、祝儀や募金にしろ、むかしからの習いだから、前年とお なじが無難だろう、の繰り返しが町会費の82%という異常なバランスを支えていた悪しき慣習であったことが伺える。

 というわけで、さっ そくエクセルの別シートに「改善後の支出金額」を、収入に対するパーセンテージの関数結果を眺めながら修正していった「案」ができ た。内訳は最大の薬園八幡神社寄付は1/3の減額、他の「大和大納言奉賛会」、「柳沢神社奉賛会」、「源九郎稲荷神社春祭」は小額なので据え置き、「消防 団出初式祝儀」は廃止、「日赤募金」、「共同募金」、「歳末助け合い募金」などの募金は半減。これで計算上、1.純粋な町会費に対する寄付・募金全体の割 合は82%から29%へ。2.純粋な町会費に対する薬園八幡神社寄付の割合は54%から17%へ。3.純粋な町会費に対する祝儀・募金の割合は22%から 6%へ。4.純粋な町会費から全支出を差し引いた会計がマイナス30%からプラス17%へ変わり、5.雑収入を含めた全体の収入から全支出を差し引いた会 計は8%から42%となる。多少の積立金は残すにしても、これで何とか年に一回くらいはみんなで食事をしたり、敬老の日にプレゼントしたり、できるのでは ないか。

 この他に現在、着々と進行形のもの。

1.ぼろぼろで画鋲すらまともに刺さなくなっている計3ヶ所の掲示板(木 製)を撤去、町の中央の一ヶ所に集約して、市の補助金も活用して足つき、摺りガラ ス戸付き防水、マグネット使用の掲示板を新設する。設置予定場所であるガレージ壁面の所有者にはすでに了解をもらい、足がかかってくる溝の部分が市道であ るため現在、市に許可を申請中。

2.町内の7ヶ所に設置されている消火器を点検したところ、すべて10年前のもので使用期限を超えていたことが判明。これも市の補助金を活用し、4ケ所に減らして新設する。つれあいがネットで安い業者を探して見積もりを取り、これから市へ補助金申請を行なう。

3. 自治会長名義の印鑑で駅前の信用金庫につくっていた町会費の口座を、自治会名義の印鑑をあらたに地元の判子屋さん(つれあいの職場の同僚の家(^^) に注文・作成し、その印鑑で町から歩いてすぐの近所にある郵便局に移す。自治会名義の口座でも代表者の住所・名前での登録が必要らしく、これはたんなる形 だけなのでわたしの名前にした。また町内会の創設日が記載された規約が必要と言われて、従来の会則に創設日を追記・「改竄」した。平日は休めないわたしに 代わって副会長のSさんに委任状を持っていってもらい、週明けに提出予定。

4.豊臣秀長の時代から、ここ城下町では「箱本十三町」なる自 治の仕組みがあり、また「魚町」「材木町」「雑穀町」等の町の名称に由来した歴史を有してい る。数年前にそれぞれの町内にイラレで作成したような城下町マップと共に町の由来を説明した観光客用の町名板が市によって設置されたのだが、以前からわが 町内にはそれがないのが気になっていた。市の都市計画課で聞くと当時、設置(家の壁面などに接着剤などで取り付け)を許可してくれる家が見つからなかった のではないかとのこと。2軒ほどのお宅で設置してくれてもいいという話があるので、都市計画課と現場確認も含めて調整中。

5.表札の横や玄関のドアノブなどにぶら下げる「自治会長」「班長」等のプラスチック製のプレート。磨耗して文字が読みにくくなってきたりしているので、「もう要らないでしょ。みんな分かってるし。ぶら下げてるとみっともないし」ということで使用を廃止した。

6. 5班で構成されていた町内の、とくに役回りのバランスが空家や高齢化などでいびつになってきているため、新たに1班A、1班B,2班、3班の3班制に 組み替えた。会長、副会長、会計の三役は今後、この1〜3班を順番でめぐり、班長については回覧板や集金作業、地蔵盆等行事の担当などもあるのでA・Bを 加えた4人制にした。(よって先日の第1回役員会で集まって頂いた5人の新任班長さんのうちの1名は、わずか半月だけの短期任務でお役御免となった)

7.かなりくたびれていた回覧板のバインダーを新品と交換した。つれあいが役所へ行ったら、あたらしいものを呉れた。

こまかいことはまだあるような気がするが、まあ、だいたいこんな感じかな。

(2018.4.14)

  

  

【 2018(平成30)年度 第2回 役員会決定事項 】
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2018年4月22日  ◆◆町自治会
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 平素は、町内会活動に格別のご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
 春風の心地よい季節になりましたが、会員各位にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
 この度、4月22日に開催された役員会におきまして決定した事項を、以下にご報告させて頂きます。
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1.会計に関すること  ※別紙「◆◆町自治会 会計改善予定」を参照
・これまで町会費の6割近くを占めていた薬園八幡神社寄付(夏・秋祭及び営繕費)については、当該神社氏子総代会長様と相談・了承の上、これを大幅に減額する。(年間8万円→ 2万5千円)
・その他「大和大納言奉賛会」、「柳沢神社奉賛会」、「源九郎稲荷神社春祭」寄付についても、今後その必要性および金額を検討する。
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◆祝儀・募金について
・「消防団出初式祝儀」については来年1月よりこれを廃止する。
・ その他「日赤募金」、「歳末助け合い募金」、「共同募金」については、募金は個人の任意であるため、今後町会費からは出費せず、都度、集金箱(鍵付き・購 入予定)を班毎に回し、集まった金額のみを寄付することとする。 (寄付に賛同できない方、また余裕のない方は出さなくて結構です)
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※上記改善によって、昨年度実績で町会費の8割超を占めていた寄付・募金の割合が3割弱となる。
 町会費だけでは昨年実績4万5千円の赤字だった会計が3万4千円の黒字となり、雑収入等を含めると年間10万円近くの費用(余裕)が見込まれる。
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◆町会費の還元について  ※上記会計改善(見込み)を受けて
・町内の75歳以上の方(後期高齢者)を対象に、敬老の日に一人千円相当のプレゼントを町会費より供出する。(紅白饅頭等、内容は今後三役にて検討予定)
・地蔵盆行事の際に町内のすべての世帯に一折ずつ助六寿司(500円相当)を配布する。(行事への参加の有無に関わらない)
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2.その他
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◆自治会用口座の移設と専用印鑑の件
・自治会の口座を郵便局に新規開設、「◆◆町自治会」名義の印をつくって登録した(印鑑代6千円ほど)。
・今後、通帳と印鑑は会計にて保管・管理とする。
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◆会計のレシート、領収書等の保管期限について
・任期をまたぐ四年にて基本廃棄とする。帳簿は町会倉庫に無期限保管とする。
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◆掲示板の新設設置について
・市の補助金制度(上限2万5千円)を利用して掲示板を跳ね上げ式の防水仕様・マグネット式のものに交換(税込み9万円ほど・すでに発注済)。
 →近日補助金申請を行い、その後購入した掲示板を三役にて◆◆様宅ガレージ壁面に取り付け予定。
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◆消火器の交換について
・交換費用は、不要となる古い消火器の廃棄料も含めて約3万円ほど。すでに業者発注済み。
・必要経費の半額は市の助成金を活用、すでに申請済み。
・古い消火器7本の撤去及び新規4本の設置は三役にて近日作業予定。
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◆「箱本十三町」町名解説版の設置場所の件
・設置環境の問題等により◆◆様宅より◆◆◆様宅壁面(旧掲示板の位置)へ変更となった。
・今後、市役所の都市計画課にて現地調査、板面作成するが、貼付基礎となる盤面については三役にて仕様作成・設置する。
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以上

(2018.4.28)

 

 

  雨上がりの代休。朝、コーヒーを淹れてから何をしてたろう。自転車で役所へ行って「文書配布委託料」と、先日つれあいが誰かから受け取った自治連合会付け の「活動費」のことを総務課で訊いた。「文書配布委託料」は市の広報誌や回覧物、ポスター掲示などに対するいわば「協力お礼金」のようなもの。「活動費」 は市内の自治会をいくつかに束ねた地区(十数か所の自治会の集まり)の活動に対する「補助金のようなもの」で、本来は各自治体が集まって何かをするような ものに使うのだろうけれど、何もしていないところは地区会長の裁量で金額だけを振り分けているということらしい。これらはみな市から自治会長へ渡されるも ので、町会費として会計へ計上しているところもあれば、黙って自治会長のポッケに入っているところもあるらしい。窓口の人の話では、そんなふうに長いこと やっていた会長が変わった際に10年20年分のこうした「文書配布委託料」などを返還しろと紛糾した自治会もあったらしい。うちの町では前会長さんは「文 書配布委託料」は町会費に計上して、「活動費」だけは受け取り、けれどそこからちょっとした雑費を出していたようだからほぼプラスマイナス、ゼロだったと 思う。神社への寄付負担が減って町会費が健全化してきたので、この「文書配布委託料」と「活動費」については、三役(会長・副会長・会計)と4人の班長に 割合を決めて還元しようかという話も出ている。今後のことを考えたらじっさいにいろいろと手間もかかるし、あまり人がやりたくない役に対して心ばかりの手 当てを設定しておくのも悪くないかも知れない。

(2018.5.14)

脳味噌がよじれそうだわ。

2018/5/11
都市計画課 〇〇様
お 世話になります。こちらの要望は「◆◆様宅の壁面にあらたに自治会で格子を設置し、その上にサインを設置して頂きたいので、格子への取り付けが可能か、ま た可能であればどのような制限・条件が必要か(格子と壁面の余裕、格子自体の厚さ・奥行き等)を教えていただきたい」というものです。そちらの返答次第 で、設置可能の返答を頂けたら、自治会にて格子を設置したいと考えていますので、ご返答をお待ちしています。以上、よろしくお願い致します。
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2018/5/15
◆◆町自治会長 會田様
  いつもお世話になっております。箱本十三町◆◆町サインについてですが、製造メーカー(株)コトブキと設置について調整を行っています。洞泉寺町サインの 写真、◆◆町の設置箇所の写真をメールで送り設置するのに格子の後ろにどれくらいの作業スペースが必要か確認してもらっています。今後ともよろしくお願い します。
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2018/5/16
◆◆町自治会長 會田様
  いつもお世話になっております。箱本十三町◆◆町サ インについてですが、製造メーカー(株)コトブキ担当者が洞泉寺のサインを現地確認したところ、格子を壁に取り付ける前にサインを格子に取り付ければ設置 可能ですとの回答をもらいました。事前に格子の詳細(角材の大きさ、間隔等)を教えていただければ、それに合わせて金具を作成します。今後ともよろしくお 願いします。
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2018/5/16
都市計画課 公園緑地係 〇〇様
お世話になります。格子は部材も含めてこれから購入、 作成、設置するので、サインの取り付けが可能な条件を教えて頂けたらそれに準拠して作成しますというこちらの依頼でしたが、メーカーさんは当方の格子の詳 細が分かったらそれに合わせて金具を作成しますということで、お互いに「相手の出方を待って」といういたちごっこですね、これでは。
まずサインの サイズは前回頂いた300×600×3でよろしいでしょうか? 幅300ということは格子の縦の部材が300の左右の内側に収ま る形で配置されないと取り付けが不便だと思うのですが、そのあたりは考慮する必要はなく、単に部材の大きさと、こちらが勝手に決めた間隔だけでいいので しょうか? また格子の横に関しては高さ600の上下に合わせる必要はないということでしょうか? 300×600のどの部分の何箇所で金具 を付ける予定でいらっしゃるのでしょうか? その金具を受ける格子の部材が受けられる部分に通っていないと不都合ではないのでしょうか?格子の横部分は一 切考慮する必要はないのでしょうか? また前回お話した格子の部材と壁(漆喰)とのすき間は考慮する必要はないということでしょうか?
たぶんこう した仲介者を通したやり取りをしていると非効率的だと思われます。直接、メーカーさんとすり合わせができるような段取りを取っていただけませんか? 失礼 ですが中様自身がこちらの施工状況を理解してらっしゃらないので、直接メーカー側と話をさせてもらった方が話がスムースだと思います。メールや電話でもい いですし。たぶん3分で終わります。よろしくお願いします。
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2018/5/17
◆◆町自治会長 會田様
 い つもお世話になっております。箱本十三町◆◆町サインについてですが、(株)コトブキがサインの図面を作成しました。縦格子をサインとアルミ板で挟み込む ように考えています。縦格子の間隔に合わせられるように、いくらかスライド出来るようにもしています。縦格子の図面を送ってもらえれば取り付け可能か確認 します。今後ともよろしくお願いします。
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2018/5/18
都市計画課 公園緑地係 〇〇様
とても分かりやすい図面です。ありがとうございます。赤い字で追記したものを返送します。図中の@とAについてサイズ(mm)をいただけますか?
@ボルトの径
A背面、壁までの空き
よろしくお願いします。
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2018/5/21
◆◆町自治会長 會田様
   いつもお世話になっております。箱本十三町◆◆町サインについてですが、(株)コトブキに會田会長の@ボルト径、A背面、壁までの空きについて確認した ところ、縦格子の大きさ(ボルトの長さによって径が変更になります)が分からないとボルト径が決まらず、ナットの大きさも替わってくるため、縦格子の図面 を送ってもらえれば再度図面を作成するとの回答でありました。
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2018/5/22
都市計画課 公園緑地係 〇〇様
あり がとうございます。ボルト設置に際して「最低限、材は(縦の格子として)これだけの幅・厚さがないと難しい」というのがあると思います。強度もあるでしょ うし。その最低限での @ボルト径、A背面、壁までの空きの寸法を業者側にご確認頂けますでしょうか? それを最低基準に材を選びたいと思います。お手間 をおかけしますが、よろしくお願いします。
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2018/5/23
◆◆町自治会長 會田様
 いつもお世話になっ ております。箱本十三町◆◆町サインについてですが、(株)コトブキと打ち合わせたところ、縦格子の後ろ側(この前に送っていただいた図面のA間隔)にア ルミ板とナットを取り付けるのに最低2.5pのスペースが必要ですとの回答がありました。ご検討のほどよろしくお願いします。
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2018/5/24
都市計画課 公園緑地係 〇〇様
お世話になります。「縦格子の後ろ側(この前に送っていただいた図面のA間隔)にアルミ板とナットを取り付けるのに最低2.5pのスペースが必要」な場合の、縦の格子の角材に最低必要な幅と厚さを(株)コトブキ様に訊いて頂けますでしょうか? よろしくお願いします。

(2018.5.24)

  

 

ついにやってきました! 日赤募金の協力依頼書面。
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日 赤活動資金募集協力協議会が協議した結果、「目標金額達成に向けて努力することに決定した」 →というわけで7月末までに市役所窓口まで持ってきてくれ  →あんたんとこの金額は「金 7,600円」だからね →この額はちゃんと公平に世帯数から割り出してるから、そこんとこよろしく!
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だ いたい「大和郡山市日赤活動資金募集協力協議会」って、ネットで探してもほとんど何も出てこないから実体がよく分からない。わざわざ日赤募金のために協議 会を設立したんか。そんでこの会長さん、植村俊博氏を大和郡山で検索したら、「自治連合会会長」とか「大和郡山ライオンズクラブ CN40周年記念式典実行委員長」とか「自由民主党大和郡山支部代表」とかいろいろ出てきて、どうも「株式会社植村養魚場」の経営者らしくて、「郡山金魚 卸売センターの理事長」もやっている人らしい、ということが分かりました。
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しかしわが町内会は先の役員会で、「「日赤募金」、「歳末助 け合い募金」、「共同募金」については、募金は個人の任意であるため今後、町会費からは出費せず、都度、集金箱(鍵付き・購入予定)を班毎に回し、集まっ た金額のみを寄付することとする。 (寄付に賛同できない方、また余裕のない方は出さなくて結構です)」と決めたんだよね〜
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これは「滋 賀県甲賀市の希望ヶ丘自治会の住民による、募金や寄付金を自治会費に上乗せし、一括集金するという自治会費を無効として自治会役員を訴えた裁判で「事実上 の強制をもってなされる寄付についての決議は、会員の思想、信条の自由を侵害するものであって、公序良俗に反し無効というべきだ」という趣旨の大阪高裁判 決が、最高裁で確定(2008年4月3日)した」判例にもとづいている。
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寄付は自由だからいくらでもいいわけだ。そもそも「目標額」な どといった名目で最初から金額が決まっていることがおかしい。出したい人は出したらいいし、出せない人や出したくない人は出さなくても構わない。そのよう な理由から、自由意思にもとづいて集まった金額を、ちゃんと7月末に持っていくので待っててね。(幾らになるか、知らんけど〜)

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◆「自治会と寄付金」問題がなかなか改善されないのはなぜか〜自治会が共同募金や社協会費を集める根拠がないのに?
http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2015/12/post-3df2.html
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◆もうやめませんか?町内会の強制システム
http://chonaik.blog.fc2.com/
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◆自治会がやる赤十字の寄付金集めについて当事者の立場から答えます
https://writer.hateblo.jp/entry/2017/05/03/170349
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◆寄付金を自治会費で一括徴収する日本の民主主義の後進性は憲法形骸化政策と憲法活かす派の責任!
https://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/ed43b5642c105841d7f524363623b9ec

(2018.6.13)

 

 

先 日、日赤募金の協力についての文書について、発信元である「大和郡山市日赤活動資金募集協力協議会」(何のことはない、本体は自治連合会で、事務局を市の 厚生福祉課に置いている)に話を聞きに行き、そもそも「任意で自由」なはずの寄付に「目標額」を設定することが矛盾しているし、それによって自治会役員が 板ばさみになって町内会費より「目標額」を支出、それが町内会の会計を圧迫している現実がある。市役所もそうした実情をもっと把握して、いい加減に単なる 日赤の体のいい集金システムと成り下がっているこうしたやり方を見直すべきではないかと「目標額の記載削除」を求め、どうしても「目標額」を設定しなけれ ばならない根拠を教えて欲しいと執拗に食い下がったのに対して、えらそうに後ろの席から出てきた山中とかいう課長は「日赤が言ってくる目標額を協議会で検 討しただけ」を繰り返すばかりで、最後に「これだけ説明してもダメなら、もう分かってくれなくて結構」と言うので、わたしも流石に激昂して「それならこん なもの、送ってくるな。あんたらが送ってきたから、内容について問い合わせしているんだろ。分からなくてもいいとは、どういうことだ」と声を荒げたのだっ た。ぜんぶ、おなじ輩だ。こういうやつらが子どもたちの教育や設備の安全やあるいは市のあらゆる行政を担っているんだから、結果は推して知るべしだ。こう いうお役所連中の「心なさ」を知れば知るほど、かつてのソ連邦などの社会主義国が自壊したことも得心する。

 

 

市議の北野伊津子さんのTLコメントに以下、書かせて頂いた。
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2018/6/23
今回の高槻のブロック塀事故は、「子どもの方を向かずに、組織の方ばかり向いている」行政や学校現場の管理者たちの「確信犯」で、わたしは殺人罪にするべきだと思います。
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娘 が小学生のときのVOC(建材等の化学物質)検査でも校長は教育委員会にまかせっきり、教育委員会は業者に丸投げで、誰も子どもの安全など考えていないこ とがはっきり分かりました。あのときの担当者は「今後、検査を施工業者とは別個の第三者機関に直接委託する」という約束をしましたが、口約束だったのでた ぶん、守られてないでしょう。
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行政は担当部署の異動でしろうとばかりだから、施工業者をチェックする能力も機能も責任感もありません。
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先日、町内会への日赤募金について「なぜ目標額を設定しなくてはならないのか説明して欲しい」との問いに、対応した厚生福祉課の課長は「分からなくても結構だ」と居直り、唖然としました。
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行政が市民に、国家が国民に「分からなくて結構」となれば、まさに文書を隠そうが、改竄しようが、嘘をつこうが、平気の平左。末端まで上と同じようになってきたと実感しました。
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高槻市の教育委員会や学校管理職のずさんさ・無責任さは、6年前の大和郡山市の小学校も同じでしたね。いまもおなじだと思います。
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2018/6/24
募金の目標額に対する制裁等はありません。ただわたしが今回、町内会会長になったときにわが町の会計、町内会費の収入に対してもろもろの寄付がじつに8割を占めていました。これが前の会長在任の10年は続いていたわけです。会社であれば倒産ですね(^^)
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  神社仏閣、協賛金、祝儀、募金・・・ 構造はいっしょで「目標額」が提示され、都度一軒一軒集めて回るのは大変なんで町内の役員も町内会費からの支出と し、それが慣例になってしまう。「ことしも前年どおりでお願いします」 強制ではないですが、いわば「見えない圧力」があるわけです。寄付なのに金額がす でに提示されて、「ことしも前年と同じで」と自治連合会などでいつの間にか決定されている。
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うちの町内会費は月額300円です。わずか な金額ですが、1年分を払えずに、半年で分けて欲しいと言われる方もいます。そうして集めたお金のほとんどが町内のためでなく、寄付へ流れてしまう。その 間、町内の掲示板はぼろぼろで、消火器は10年前の期限切れでした(今回、ぜんぶ、新設しましたが)。
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要するに町内会を体のいい集金シ ステムとして利用している社寺や社会的団体(日赤、社会福祉協議会、消防団等々)などがあり、それに行政も見事につるんでいる。そういうものを変えていか なければダメだと思います。わたしのように図々しく声をあげて「じゃ、強制じゃないんですね?」と言える人間ならいいですが、だいたい町内会の会長はお年 寄りばかりで、いろいろとしがらみもあったりして、ついつい言われた「目標額」を満額払ってしまう。払わないと角が立つだろうな、と(^^)
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そういったもろもろの仕組みの果てに「8割が寄付」という実情があるわけで、わたしは厚生福祉課の窓口で上記を懇切丁寧に説明して、役所もそうした末端の実情を理解する必要があるんじゃないかと訴えましたが、お題目を唱えるだけで、果てが「分からなくて結構」でしたね。
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す べての寄付に対して「目標額」を撤廃するべきだとわたしは思います。「そうすると、集まらないでしょ」と山中課長は言うので、「ああ、それが目標額を設定 する理由なんですね?」と突っ込むと、まずいと思ったのか「いや、間違えました。訂正します」と(^^) でもそれが本音のところなんだろうなと思います ね。
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かれらは市民を見ているわけではなくて、たぶん違う方向をみているのだろうと、自治会長になって役所によく行くようになって思うよ うになりました。それは上司など組織の中の上の方をたぶん見ているんでしょう。市民の方を見ているわけでない。だから「分からなくて結構」なわけです。 「なぜ、どうしても目標額の設定が必要なのか?」 市は説明する義務と責任があるんじゃないでしょうか? 「分からなくて結構」は行政ではなく、ヤクザで す。
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VOC検査も、現在、どのような運用がされているのか、適正にされているのか、気になりますが、わたしもこう見えてもナイーブなニンゲンなので(^^) 身が持たないです。無駄な輩と無駄な時間を消費したくない、と考えるようになりました。
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繰 り返しますが、日赤の寄付に強制力はもちろんありません。うちは今回から集金箱を回して「任意で自由です。いくらでもいいし、出したくなければ出さないで 結構です」という方法にして、町内会費からは出さないことにしました。いくら集まるか分からないですが、おそらく市の協議会が告知してきた「目標額」は下 回るでしょう。すべての町内会がおなじようにしたら、たぶん寄付を募っている各種団体はきっと困るでしょうね。寄付なのに、なぜ困るのか。だれもそこに切 り込もうとはしません。たぶん、切り込んじゃダメなんでしょう。
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>日赤の活動資金募集協議会
本体は自治連合会で、事務局が市厚生福祉課です。
年に一度だけ城ホールに集まって「前年どおり」を決めるだけの評議会で、立派な判子もつくってらっしゃいます(^^)

募金についてはじっさいに町内からも「出したくない」という声もありました。

ご覧頂いたように、評議会からの通達自体がもう「決まり。頼むで」って感じなんですよね。

だから目標額は撤廃して、「任意で自由」を明文化すべき、というのがわたしの提案でしたが、お気に召さなかったようです。

自 治会は市役所の配布物や掲示物なども協力していますが、もううちだけ行政から完全に離脱しようかと本気で思いましたね(^^) 役所から少々の協力金をも らっていて、自治会によっては自治会長のポッケ内々にしているところもあるようですが、うちはそんなはした金、べつに要らんし。
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念のため以下、追記です。

最 終、山中課長へ「日赤側へ、何らかの改善提案をこちら側からするということはできないのか?」と問うと、「それは検討してみるが、とにかく今年は従来通り でやる」と言うので、「回答をいつもらえるか? 文書で欲しい」と言うと、「回答は口頭で伝える。文書で欲しければそちらも文書で出してくれ」と言われま した。

帰ってその日の夜に文書を作成しましたが、どうせこちらが一生懸命書いても通り一遍の回答しかよこさないだろうし、どうせあの部署 のトップはどうもあの課長らしいからあんな態度ではこれ以上何も期待できないだろうから、無駄なエネルギーを費やすだけだ。もう少し効率的・効果的な異議 申し立てはできないだろうか考えよう、と思いながらじつはまだあんまり考えていません(^^)

現状、そんなところです。

厚 生福祉課は当初から「あくまで目標だから、集まったぶんだけでいい」と言ってくれてます。でもわたしは「うちだけの問題じゃない。全体としておかしいから 是正すべき」という主張です。これは日赤募金だけでなく、まだ協力依頼の書面が来ていないので出方待ちですが、市長が代表をつとめる社会福祉協議会の歳末 助け合いと共同募金もおなじことだとわたしは考えています。

(2018.6.23)

 

 

→ 以下、怒りに任せて書いたものの、無駄な苦労だと結局出さなかった文書。

平成30年6月14日
大和郡山市厚生福祉課 御中
〇〇町自治会 会長

「日赤募金の協力」について

 
 掲題の件につきまして、まず以下の現状及び見解を述べさせて頂きます。

@  「大和郡山市日赤活動資金募集協議会」名にて毎年、「町内世帯数より算出した」目標額を明示した文書が配布される。厚生福祉課では「あくまで目標であっ て、強制ではない」と説明されるが、そもそも自由で任意であるはずの寄付に対して金額設定がされていること自体がおかしいし、矛盾している。
A    滋賀県甲南市希望ヶ丘の住民による「自治会費への募金上乗せ訴訟」について2008年、自治会費による徴収は「思想・信条の自由(憲法19条)を侵害す る」とする最高裁判決が確定されている。同自治会に於いて、かつて個別訪問で寄付を集めていたが徴収側の負担増しにより定期総会で自治会費に上乗せして徴 収することを賛成多数で決議していた。
B    上記Aの滋賀県甲南市のケースは、町内自治組織を集金の効率的なシステムとして利用している日赤や社会福祉協議会を含む各種団体及びそれに連携した行政 と、個別の徴収や説明によって生じる負担との板ばさみになりがちな自治会役員の苦しい立場をよく反映していると思われる。
C    自治会長等の役員にあっては高齢者が多く、慣例を重んじ、従来の人間関係等のしがらみなどによって、寄付金等の依頼については「これまで通り」とし、甲南 市のように徴収や説明による負担増しを避けるために町内会費より支出する向きが多い。〇〇町にあっても十数年来おなじ自治会長の元で同様の状況が続いてい て、世帯数の減少も加わり、平成29年度の会計では社寺仏閣を含む寄付金額の割合が町内会費による収入のじつに8割強を占めていた。行政はとおり一遍の説 明でなく、こうした「集金システムの末端」の現状にもっと耳を傾けるべきではないか。


 上記理由により、〇〇町自治会として以下のことを提案、検討依頼します。

@ 上記4項目を踏まえた上でなお目標金額の設定が必要であるのなら、納得のできる合理的な根拠・理由を明示して頂きたい。(「日赤が設定してくるから」は要りません)
A 行政が「集金システムの末端」に耳を傾けるために、町内会費に占める寄付金の割合、徴収方法、負担、要望等に関するアンケートを各自治体に実施して、実情を把握して頂きたい。
B    日赤側と話し合いを行い、「日赤募金の協力」依頼文書に於ける各自治体への目標金額の設定及び表記を廃止し、「寄付はあくまで個々の任意にもとづいて行われるものであって、金額もまた自由なものである」旨を明記して頂きたい。
C    当該書面に対する回答を文書にて頂きたい。

以上
(2018.6.14)

 

 

今 日は仕事で行けないわたしに代わってつれあいが「人権教育推進協議会総会」とやらに参加してきた(午前10時から)。先の「町内会寄付5割強の某神社」の 総会も金曜の夜7時だったけど、地元で自営業でもしてなければ行けませんわ。大体この自治会長の参加はこんなふうにほぼ「引退してヒマしてるじーさん・ ばーさん」しか出れない曜日・時間帯を設定してくる。
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「で、どーだったの?」とまったく気乗りしない口調でいちおう訊けば、収支報告 と、それから人権ビデオを見る予定だったのが「先の地震のこともあったんで」と急に車座での「地震のときどーだった」話となり、学校管理者やPTAもいた ので「通学路の(学校以外のよそ様の)塀もチェックして欲しい」と保護者から要望が出たり、よく分からない集まりだったと。
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ところでこ のときにうちの隣町の「自治会長エリア長」みたいな人から薦められてつれあいが役所でもらってきた自主防災組織の「災害時の避難行動要支援者名簿」。つま り町内でヘルプが必要な人の個人情報なわけだけれど(高齢や障害、病気等で避難が困難な人。ちなみにうちの娘も以前、この情報を民生委員さんに提出してい る)、これの取り扱い規則がじつに面白いので、この乾いた笑いをぜひ多くの人と共有したい。
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まずこの大事な個人情報の保管場所は「自治会館内スチール机引き出し」でしっかり「施錠して」鍵は「自主防災会会長が保管」する。さて巨大地震がだれも予測していない頃合に突然、やってきた。(以下、面倒臭いので台詞のみ)
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「わー えらい地震や。あちこち倒壊しとる。こりゃ、えらいこっちゃ」
「お父ちゃん、自主防災会会長でしょ。はやく「避難行動要支援者」を助けにいかなきゃ」
「お、そやった、そやった。鍵、どこいった?」
「そんなん、家ん中、これだけぐちゃぐちゃなのに、どこへいったか、分からへんわ」
しまった。話が終わってしまったぞ。
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何とか散乱した家財の中から奇跡的に鍵を見つけ出して、自治会館へたどりつき、これも奇跡的にぐちゃぐちゃになった中で横倒しになっているスチール机の引き出しを開けて無事、「避難行動要支援者名簿」を取り出したとする。
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「おお、山田さんも来てくれはったか、ちょうどいい、あんたの担当はこの家だわ。ここ、この紙を折った表面だけ、見てな」
「会長さんの指が太くてよう見えませんわ。どれどれ、ああ鈴木さんのおばあちゃんか。ほな、行ってきますわ」
「会長さーん。わしもたしか救出担当者だったわな」
「よう来てくれた。佐藤さんか。あんたんとこは、ここ、この紙を折った表面だけ、見てな」
「あー 富田さんとこのじーさん。去年、亡くなりましたよ。」
「あれ、そうだったかな。ところでもう一人の救出担当者、3班の加藤さんが来ないんだが」
「加藤さん、娘さんの結婚式で、たしかいまごろグアムですわ」
「あ、そやった、そやった。じゃ、佐藤さん。加藤さんの担当の家を代わりに見てきてくれはらへんかな。」
「ええですよ。はよ、行ってやらな。どのお宅ですか」
「えーっと、ここ、この紙を折った表面だけ、見て。いや、イカン! 「救出担当者には担当する名簿登載者の情報のみ閲覧するもの」と定められている。あんたには見せられんわ、やっぱり。」
「でも担当者がグアムなんですよ」
「いや、イカンイカン。グアムだろうとサイパンだろうと、これは「個人情報の取り扱いに関する協定書第3条第4項」にきちっと定められておる。見せるわけにはイカン。イカン。わしはぜったいに見せんぞー」
「どうせ、島田さんとこの車椅子の息子さんでしょ。難儀してはるだろから、ちょっと行ってきますわ」
「イカン、イカン。コラッ、行ってはイカン。わしが見せてないのだから、行ってはイカンぞー おーい。もどってこーい。」
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というわけです。こんなもん、真面目な顔してつくって、配布して、平気な顔しているわけで、相変わらずアホですな。
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鈴木さんとこのばーちゃんと、富田さんとこのじーちゃんと、島田さんとこの車椅子の息子さん。みんなで何かあったら、行ける人でいいから頼むな、でいいじゃない。
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血管、ぶち切れていいですか。
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※関西弁はテキトーです。すみません。

(2018.6.25)

 

 

 薬園神社、自治会長お務めデビュー。

当 日、18時集合だったので自宅からぶらぶらと歩いていって5分前には着いた。境内でFB友だちで同じ市内に住むのAraiさんから声をかけられた。郷土史 のことでいろいろと意見交換をしていたが、じつは直接お会いするのははじめて。市内で観光ボランティアもされているAraiさんは本日、氏子総代のNさん と共にやはり今日がお祭りの八幡神社から移動してきたのだという。いっしょに境内奥の集会場へ入って町名を伝え、教えられて半被や団扇の入った町名が書か れた袋を取ると、網にかかった獲物に近づく蜘蛛のように宮司さんがやってきて捕獲されてしまいました。学校の先生を退職して宮司を継いだばかりというから わたしよりは年上だろう。小柄で人当たりがよさそうな、のび太くんがそのまま白髪交じりになったような感じのひと。「今回の寄付金額があまりに変わったも ので」と言うので、先日寄付を持参した際にいらしたお婆さん(宮司氏の母親と思う)には説明させてもらったのですがと前置きをして、町内の収入の8割が寄 付で内6割をこの薬園神社が占めていたこと、その一方で町内の掲示板は古くなってぼろぼろのまま放置され、消火器は10年前のまま、かつてはあった町内の 親睦行事なども予算がなくて出来ない状況であること、これはあまりに酷いので総会及び役員会でみなの総意の下、適正な割合(3割内)に是正する事にしたこ と等々を説明した。宮司氏は聞くだけは聞いてくれて「いろいろ事情はあって大変でしょう」と言いながらも、「わたしたちも決して利益を出しているわけじゃ ない、ぎりぎりなんです。お祭りもお金がかかるもので、このままではお祭りができなくなってしまう。何とかまた考えて頂きたい」と仰る。あとはおなじ繰り 返し。町内会が破綻しても神社のお祭りが大事ということらしい。わたしの中ではもう論争をする気は失せているので、まあまあ、がんばります、みたいなテキ トー煙幕で幕引きを計ったのであった。(払っちまえばこっちのもんだ) 気がついたらAraiさんは遠慮したのだろう、いなくなっていた。やがて各自治会 長も揃って、氏子総代のNさん、ついで宮司氏が挨拶に立ち、この40年間で最高の気温らしいのでみなさ注意してもらって、などと話して食事の席になった。 ビール瓶も並んでいるが、大抵の人はみずからお茶を注いでいる。食事は升目に区切られたやや小洒落た仕出し弁当でそこそこ美味しい。うちの町内でも頼もう かと思って会社名をスマホで撮影したりする。はじめての人はこの末席に集まってきたようで、みなあまり会話はない。たまたま隣に自治連合の役をしていて先 日相談に行った隣町のMさんが座っていたので「この間はどうも」と挨拶をして、「この半被といっしょに入っているのは、これは鉢巻ですかね?」と訊いたと ころ、Mさんは表情を変えず「それは半被を締める紐だよ」と返答。それで会話も終わってしまった。テーブルの上座の方は古参の狸たちで、お酒も入り、それ なりに会話も弾んでいる。宮司さんはその間をビール瓶を持って回り、狸の一人の肩を揉んだりして、営業活動に忙しそうだ。そこへ市内の一見ヤンキー兄ちゃ ん風看板でよく見かける自民党系の市議会議員が腰を落とし手をすりすりやってきたものだから、ああこれ以上はちょっと堪え難い、外へ出てAraiさんと話 をしてこようかと境内を探したけれど、もう帰ってしまったようだった。すでに参道の両側には色とりどりの出店が並び、盛況だ。本殿から集会場の前にかけ て、すでに輪投げを待つ親子連れが列をなしている。町内会経由で神社から配られた券と引き換えに輪が数本もらえる。ブルーシートを敷いた地面にビール瓶が 立ち並び、そのビール瓶に「スナック菓子」「パン」「昆布飴」「うどん」「日用品」などと書かれているのが景品だ。目玉は「スイカ」(一玉)と「お米」 (5キロ)。目玉以外の景品はみな地元の企業からの寄付の自社製品である。わたしは景品を渡す係になった。それぞれの景品名が書かれた紙を持ってやってき た親子に、紙と引き換えに景品を渡す。(他に輪投げ自体の係、現金を金券に換える係、駐輪係などがあるが、町によって従来から割り振られている) 「ス ナック菓子」と「パン」(菓子パン)はやっぱり人気だ。幾種類かの中から選ぶのだが、なかなか選べないで迷っている子どもや親もいて、見ていて面白い。す べてのパンをひとつづつ手に持って重さを量っている中学生の子もいた。いちばん重量があるのを食べたいらしい。新参もののわたしは、立ち位置的に自然とい ちばん奥の「日用品」担当となった。「日用品」は人気がない。置かれているのは水色のプラスティックのコップ、企業ロゴの入った手ぬぐい、プラスティック の鉢、ピンク・水色・白のプラスティックの洗面桶、そしてプラスティックの積み重ね式書類ケース、である。毎年おなじもののようで、「また、これか」とい う溜息も何度か聞いた。確かに魅力があるとは言い難い。きょうび百均でももう少しマシなものを売っている。いわば「どれも大して欲しくないものから選ばな ければいけない」究極の選択である。「お母さんは手ぬぐいがいちばん使えていいんだけどなー」 「こんな会社名の入った手ぬぐい、いや」 そうして女の子 は積み重ね式書類ケースを手に取る。「それはひとつじゃ、意味がないよ」 「これがいいの!」 わたしはもう苦笑するしかない。それでも何とかこの欲望指 数ゼロ度に近い景品たちを少しでも良く見せようと、例えば洗面桶を選びやすいように色別にきれいに分けて、なおかついちばん上の桶を斜めに起して置いて見 栄えをよくしたりとか、いじましい努力を続けていたのであった。やがて本日分のスナック菓子とパンがな底をつき、どうやら輪投げが終了したようだ。パンの 券と実数がどうも合わなかったようで後半、パンがもうないのにパンの券を持ってきた人に「すみません〜 パンがもうなくなっちゃったんんで、他のもので」 とお願いする。はじめパンが底をついたとき「どうしますか?」と近くの古狸に訊いたところ、その隣町の狸は「どうするんだろうなあ〜」と歌でも歌うように 闇の中へ消えて行ったのだった。あれが自治会長かね。どうしようもない狸だ。そんな状況になっても、わが愛する日用品は相変わらず人気がない。殆どの人は 仕方なくうどんや昆布飴を持っていってくれるのだが一人だけ、パンの券を5枚持ってやってきた小さな男の子を連れたお母さんがどうしても納得してくれず、 最後はのび太くんの宮司氏が自宅の方からおそらく明日の分で用意していたパンを持ってきて渡し、子どもの頭を撫でながら「これに懲りず、また明日も来てね 〜」と懸命のクレーム処理を続けていた。最後までむすっと不機嫌そうな顔を続けていたその女性をよくよく見れば、わが家の隣家のOさんの娘さんだった。わ たしたちの仕事が終わったのを見て、屋台のおばちゃんがカキ氷をもってきてくれた。風をほとんど通さない半被がクソ暑いので、その冷たいカキ氷のおいし かったこと。紙コップを捨てに行って、何の指示もないので山のように詰まれた日用品をぼんやりと眺めていたら、先ほどの歌うたいの古狸がすっかり私服に着 替えて、涼しげに帰っていくのが見えた。少し離れた場所で煙草を吸っている別の狸に「まだ居たほうがいいんですかね?」と訊くと、「ん? もう、帰っても いいんじゃないか。分からんけど」 さっさと集会場へもどり、だれかと雑談をしていた氏子総代のNさんに「明日は副会長が代わりに来るんでこの半被、汗だ らけなんで持って帰って洗濯しても構いませんか」と尋ね、それからどこかの町の自治会長らしいおっちゃんが案内してくれた拝殿のところで景品の「うどん」 と「昆布飴」をもらってやれやれ帰宅したのだった。

 なお寄付金については後日談があって、翌月曜の祝日に交替で行ってくれた副会長のS さん(わたしより年長だが、わたしよりガタイのいい元車屋の地元のおっちゃんだ)が集会所に入ったところ、またしても例ののび太宮司氏がやってきて、おな じ話をし出したという。それに対してわが副会長は「なら、はっきり言わせてもらいますけどな。うちが町内の総会で場所を借りたいと言ったとき、さいしょは 一万円と言われて、それは高いと言ったら次に5千円になって、なにが氏子かと思いましたわ。神社もいろいろあって大変でしょうが、うちとこも年寄りにいろ いろやってやりたいし。まあ、お金があまってあまって仕方なくなったら、考えさせてもらいますわ」と言ってやったそうな。(ここで話を聞いていた娘が 「よっしゃ!」と手を打った) そして輪投げが始まってからも「日用品」景品係のSさんのところへ宮司氏はたびたびやってきて、「場所代についてはわたし も継いだばかりで紙に書いてあるとおりに言ってしまって」「今後はお金はもらわないことにしましたので。代わりに気持ちだけ頂くということで」云々としゃ べり続けていたそうな。

 薬園神社、只今緊急事態宣言発令中(たぶん)。

(2018.7.18)

市 の自主防災補助金(一部:上限3万円)を使って防災ラジオを購入、各戸に配ることにしたのだけれど、業者にPDFで送ってもらった見積書をあらためて眺め ていて見つけちまった。(たぶんおいらのメール文からそのままコピペしたんだろうけど)こいつ、ひょっとして「拝」を知らない?
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商品は以下。通常の乾電池使用に加えて、非常時の手回し&ソーラー付き、USB充電端子有り。この店が大量購入可能だったのでメールでやり取りした。
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(2019.6.28)

 

 

4 年前の地蔵盆はけっこう賑わっていたんだな。昨日の夕方の御詠歌は参加者わずか6名で、仕事帰りにわたしが立ち寄った時には土砂降りの雨ですでに片づけ始 めていた。今日は朝にお供えをして、午後に近くのスーパーに頼んでいた助六寿司を取りに行って班長さんらといっしょに各家庭に配り、ついでに中学生以下の 子どもがいる家庭にはお菓子と図書券も配って、それから雨が降り出しそうだったから予定を早めて提灯とテントの撤収だけれどこれもほぼいつもの常連メン バーだけで人手はさびしい。常連の年寄りが入れ歯のように抜けていって、さて、あと何年、続けられるのだろうか。この世とあの世のあわいに存在するお婆さ んたちの御詠歌を聴くのは好きだったけれど、あと何年、聞けるだろうか。

(2019.8.24)

 

 

  咳が止まらずいまいち調子が悪いのだが、町内の災害・緊急時の助け合いリストを、朝からしこしことエクセルでつくっている。回覧でお願いをして各班長さん に集めてもらった個人情報だ。75歳以上の高齢者か、要支援者について、緊急時の連絡先などを記入してもらった。これを班ごとのデータ(シート別)にまと めて、最後にやはりエクセル仕様の町内MAPに色別で落としたら、ナニ、町内中真っ赤っかじゃないですか。

(2018.9.9)

町内会の敬老の日のプレゼントで、朝からつれあいと西利のつけもの詰め合わせを配っていたら、「つけものは苦手で食べない」というおばあちゃんが一人いて、つけものセットはうちの母に回すことにして、あわてて近所の和菓子屋に一人分、買い直しにきた。 
(2019.9.16)
 

 

10/12 18:50
15 時を境にぴたっとしずかになった。16時には庭で鳥たちがさえずりだした。その後、雨はしとしとと降り続けたが風はほとんどやんで、台風も過ぎたのかと。 そろそろ伊豆半島に上陸し、その次は千葉、そして福島かとテレビを見ていたら千葉で震度4の速報。あまりにタイミングがよすぎて“惑星の意思”とでもいっ たことすら考えてしまう。18時半、雨がやんだのでジップの散歩に出た。古巣の東京は多摩川や荒川、中川など氾濫のおそれありと。こちらはもうしずかだ が、通りへ出るといつもと違う風が吹いている。家回りのあれこれは明日の朝までそのままにしておこう。
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10/12 13:20
雨は少々だが風がふたたび強くなってきた。関西はここから15時くらいまでがピークかな。つれあいは映画を一本見終えて二本目に突入している。同僚のLINEで浜松は雨風共に強い、東京はまだ静か、名古屋は奈良と同じ様子。
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10/12 12:50
雨風がしずかになってきたので、リビングの庭側の雨戸を一枚開けてみた。関西はこのまま終わるのか? 骨付き鶏肉と大根の煮物がいい匂いを漂わせている。(写真5,6)
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10/12 11:30
図 書館の帰りに車を駅前のスーパーに回して食材を少々購入。わたしはあとは食事をつくるくらいしか能がない。今夜はカレーがあるので明日以降の総菜に、骨付 き鶏肉が安かったので大根やニンジンなどの煮ものをつくっておこう。つれあいが朝用意した昼食の焼きおにぎりを持って娘は自室へもどり、「自治会の避難活 動に専念するから」と休みを取ったつれあいは「おにぎり食べながらネットフリックスで映画見るわ〜」とやはり2階のテレビの部屋へ消えていった。わたしは ビートルズの Yesterday and Today をかけながらひとり台所で作業している。まあ、いいけどさ。(写真4)
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10/12 10:50
図 書館やコンサートホールを併設している城ホール内の「避難所」を見てきた。事務所に「自治会長なんで状況を見に来ました」と告げると職員が2名ほど案内し てくれた。エレベータで2階に上がった会議室(細長い部屋)が3つほど。トイレは廊下を出て突き当り。会議室のままロの字のテーブルに椅子が並んでいる。 「ここに座っているわけですか?」と訊くと「はい」とうなずき、「夜になったらテーブルをどけて、床に(厚くはない)シートを敷いて寝てもらいます。毛布 は用意しているので」と言う。「うちの町内の高齢者のお宅にさっき聞いて回ったんだけど、みんなトイレが近いからとか横になれないからという理由で(避難 所には)行きたくないって仰ってるんですよね。う〜ん、ここにずっとすわってるのは年寄りにはきついなあ。人によってははじめからシートを用意して横に なってもらうとか、個別の対応はしてもらえないんですかね?」と訊くと、考えないでもないというお役所的な返答。「食事などは持ち込んでくれて構わない」 なぞと言うので、「それくらいかい。あんたが年寄りだったら、こんな部屋に何時間も椅子に座っていて耐えられるかい」という言葉は飲み込んで、「状況は分 かりました。ありがとうございます」と言って帰ってきた。(写真2,3)
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10/12 09:20
上記該当のお年寄り世帯8人ほ どにつれあいが訊いて回ったが、町内最高齢のAさんは(近所に住む)娘さんが「いざというときは息子の車で移動するので」と。その他の人たちもみんな自宅 で待機しておきたい、と。「トイレが近いから」とか「避難所では横になれないから」自宅のままがいいという声が多かった。「行きたくない〜」という方もい たそうで。避難してくださいと言っても、とくに高齢者はそうした個々に寄り添った配慮ができなかったら結局は形どおりだけの呼びかけに過ぎないんだよな。 ※「大和郡山市 大雨・土砂災害 警戒レベル3相当 09:10」
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10/12 09:08
さあ、いよいよ雨が斜めってきた。昨 夜、浴槽に水は貯めたし、家回り・庭周りの飛びそうなものも小屋や玄関に収納したし、ランタンの電池も買い替えた。スマホなどはみなフル充電したし、車の ガソリンも満タン、ソケット式のコンセント変換器もあるからいざとなったら車で電気も使える。灯油もほぼ一缶あるのでマナスルストーブで煮炊きもできる。 本日出勤だったつれあいは図書館の職員に電話して「自治会の方を優先してください」と休みに。市内はしばらく前に避難準備(高齢者は避難開始)が出たので いま一人暮らしのお年寄り、とくに長屋などの古い建物に住んでいる人から避難意思の確認をしているところ。※「大和郡山市避難準備 08:07」

(2019.10.12)

 

 

2020.8.10 (ゴム消し、FBより抜粋)

 

 

 

 

 

 

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